仏教

不立文字(ふりゅうもんじ)

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一切衆生の救いを説いたお釈迦様の御言葉は、現在膨大な量のお経として残っています。

それは弟子たちが直接聞きあるいはお釈迦さまの死後記憶を頼りに書き残したもので、実際のお釈迦様の肉声をそのまま文字に起こしたものではありません。

お釈迦さまが語られた言語は、一説にはマガタ語だったと言われています。
お釈迦様が高齢になられた頃、弟子たちが「お釈迦さまがこれまで語られたことを記録に残して語り継がれるようにしてよいですか?」とお伺いを立てました。

お釈迦さまは、記録に残すことには承諾しましたが、文語体での記録は許可されませんでした。つまり、お釈迦さまがお話された通りそのまま、口語体で記録しなさいと言われたのです。

最初に記録されたのはパーリー語で、そのまま残っているのがスリランカです(小乗仏教)。しかし、お釈迦様の死後500年くらい経ってくると大乗仏教系の経典では、サンスクリット語で記述してしまったのです。
[出典:【資料】Dr.苫米地英人 仏教を語る ]

禅ZENの言葉に『不立文字』(ふりゅうもんじ)というものがあります。
超かんたんにまとめると、『真理は言葉・文字で伝えることはできない』つまり言葉や文字は、真理の一部を現しているかも知れないけれど、真理そのものではない、ということです。

ケンヂ記事:完成人間=感性人間 Don’t think. Feel.の中で書いた、月をさす指(指月の指)について、浄土真宗系のお坊さまが、わかりやすく書いておられました。

以下、一部引用します。

不思議・不可思議という言葉があります。

思いはかることが出来ない、考えが及ばない、という意味ですが、もともとは「真理」の性質を表すものです。

本当の真実、真理といわれるものは、私たちの思いが及ばない、言葉で表すことが出来ない、という意味であります。

言葉にしてしまえば、真理は真理そのものでなくなってしまう。

だから、お釈迦様は、仏法の真理は「不思議・不可思議」であると説かれたのです。

でも、不可思議であるというだけでは何もわかりませんから、その真理を指し示す言葉をもって私たちに真実を伝えようとして下さいました。

その言葉こそ「経典・お経」です。

お釈迦様の言葉として残されているお経は、仏法の真実を指し示している「指」であると、聞かせていただきました。

それは、「月を指す指」というたとえのお話であります。

「月を指す指」のたとえでいうならば、仏法の真実とはまさしく月そのものであります。

お釈迦様は、月をつかんで私たちの前に差し出すことは出来ませんから、月を指さして下さいました。

従って、お釈迦様の指(お経)そのものが真実のみ教えなのではなく、その指し示した先にある月(仏法の真理)こそが真実なのでありましょう。

お釈迦様の指し示した指を自分のものとするために、多くの修行者たちは自らの身を修め、行いを律し、心を清らかにして、お釈迦様の示して下さった真実の世界に近づこうと努力をしてきました。

出典:http://www.jinzuji.com/gohouwa/tukiwo-sasu-yubi.html

 

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